おうちがもえた④
9月5日日曜 火事に巻き込まれた2日夕食に出そうとしていたあさりは、 その日ガスを止められ調理できなかった為 処分していたのだが。 この猛暑で臭いが半端無い。誰かたちけて…。 ---------------------------------------- 9月6日月曜 本日は燃えるゴミの日で、上記のあさりを処分するも あさりを置いといたボックスに臭いが付いて離れない。 苦しすぎる。 ---------------------------------------- ��月7日火曜 やっと家財保険屋さんが来た。 こんだけ遅く来たんだから、 ドーンと出す覚悟は出来てるんだろうな。 同時に電気屋さんが来て、電気系統をチェックしていく。 3F電気は使えないが、エアコンは無事使えるという。 勿論自室のエアコンは燃えてエアコン自体は使えないが 回路は無事生きてるらしいので 大人部屋のエアコンは使えるそうだ。 とは言え、電気付かないんじゃな…。 午後は消防に行って、「り災証明書」を発行してもらう。 ---------------------------------------- 9月18日土曜ごろ ようやく自室の物を全て移す。(3F→1F) 7,5畳の部屋の荷物(押入れ含)の量は言うほど多くはない。 もともと小分けに収納してあったし。 ただ、床にも座れない、壁にも寄りかかれない。 運ぶにも汚れてるから多少は拭いておかないと 部屋が元に戻った際に、また灰を持ち込むことになるので 雑巾は手放せないし、ていうか灰で自分の手が汚いから 間一髪綺麗な物に気安く触れない。 という制約だと老体に堪える…。 電気も使えないので 必然的に夕方までしか作業が出来ない。 仕事だってある。 この頃が一番腸煮えくり返ってた。 燃えた物はお金さえあれば戻るかもしれない。 だけど私の時間はどうだ。 それまでに蓄えてた時間。この作業時間。今後の復興時間。 そら、隣宅だってそうだ。 でもそれは向こうの責任であって、何故私がそれを被る。 典型的なオタクだから、 衣服とかは全く金がかかってない。 けど、他のAV機器や画材、本は金額もそうだが 「これだ!」って思うまで買わない中、気に入った物を購入し それに包まれて生活してたのに。思い入れだって強い。 名前つけるくらいだしな。 今思い返しても血圧が上がる。