舞台「戦国BASARA VS Devil May Cry」感想

※ネタバレ含みますので、ご注意ください。
※完全にただの私情含む感想(BASARAは無知識)
※長いです



感想前に。
先週末から久しぶりに本格的に体調を崩して
それ以降、舞台もあるし原稿もあるしで全力で回復に努めていたんですね。
功を奏して26日(舞台前日)には( ^ω^)おっ?
と油断したのが悪かった…夜から再び悪化して
舞台当日27日。グロッキー状態。


解熱剤、吐き気止め、その他キメても仕事すら手が着かない。
(…こんな状態で行くのか…?既に逝きそうなんだが…?)


大体、チケット取得時は
「プロトタイプ・ネロアンジェロ」だったのが、公演始まってから「黒騎士」に
変更されていて、ネロアン目的だった俺氏涙目だし
公演始まってから舞台の公式サイト覗いたら
コスチュームを纏った演者たちの写真を見て、現実の残酷さに唖然だし…。


しかし折角取ったチケット…。
最後の悪足掻きに、栄養剤キメていざ劇場へ。
(ドーピング検査したら一発で引っかかるレベル)


昔、演劇に嵌っていた事があって
幾つか劇場を回ったんですが、その広さ大きさを大中小で分けるなら
中レベルのAiiA 2.5 Theater Tokyo。(個人的には中レベルがベスト)
座席は後ろの方だったんですが、中レベルの良いところは
それでもそれなりに楽しめる距離っていうのが一番の魅力。
会場の一体感も感じられるし。カバオ。
二階席があるような規模で、二階席に行くくらいならDVDでえぇわ…と絶望する。
私は貴族には向かない。


劇場はまずまず…とテンションが上がってきて公演スタート!
(決してキメた数々の薬の副作用ではない)


ダンテ事務所からスタート。
そこで既に真顔の俺氏。
・何故あの細く若いイケメンがダンテなのだろう?と思っていたら
森川ダンテに物凄い近かった。そっちだったかー!
→つまりルーベンダンテ厨の私には何一つヒットせず。
(と言うか、森川ダンテでも良いんですが
やはり見合った体格じゃないと、まるでダンテに思えなかった)


・(これはこの舞台だけの話ではないかもしれないんですが)
演者の声が100%マイクで驚愕。
劇場の規模やジャンルにもよるんですが
ミュージカルでもないだろうし、この程度のレベルでマイク頼りとは…


昔観覧していた頃は
中レベル規模の劇場なら、観覧席が遠い近い関係なく
肉声50%、マイク50%くらいだったと思うんですが
今回100%マイクだったので
折角の生舞台なのに、吹き替えを聞いているような錯覚。


これが現在の舞台の手法なのか、今回の演出なのか不明でしたが
ちょっと残念でした。


・舞台セットもシンプルというか、魅せ方がもっと他にあったんじゃなかろうか…
とも思わなくもなかったですが、まぁ2タイトル合体だからその辺は目を瞑る。


物語の概要は、ていうかこれにも「え?」と思ったんですけど。
主軸はDMCベースなんですよね。
とある悪魔がダンテを電話で誘ってくるんです。ダンテが興味を持ったところに
レディもカリーナ・アンをその悪魔関係で失くしてしまったので
ダンテ、レディ、トリッシュで「その悪魔に会ってやろうじゃねーか」
という流れで戦国時代にワープしてくるんです。


一方戦国時代では
その悪魔によって明智、緑のピクミン、赤白のウルトラマンが洗脳されて
(洗脳が発覚するのは中盤)
おかしくなり、人々に害を成しているので伊達・真田が三人の下へ
乗り込みに行くぞー。
 ↓
その二人の下に、ダンテが、クル━━━━(゚∀゚)━━━━!


みたいな話。黒幕というか悪魔がDMCサイドのそれだったので
物語の最初から最後まで、軸はDMCにあって
勿論戦闘舞台は戦国BASARAなんですけど、それだけっていう。


それで、よくも舞台タイトルを先にBASARAが名乗ったな、と。
勿論BASARAが今年10周年記念だった(DMCはとうに超えている)
 &
BASARAは既に何度も舞台化済みで、実力があったからこそ
てっきりわたしゃ
BASARAが7割、DMCが3割くらいの舞台だろうと思っていたら
5分5分…より6割DMCだったのでは…?と純粋に思いましたよね。
凄く丁寧にDMCの方を考えて、演出してくれてるなぁ…
と演出家に感動を覚えたので
なんだかDMC勢としては勿体無さを感じました。
言うなれば、実力あるBASARAがDMCを立ててくれるような舞台。


と言うのも、アフタートークで
「DMCをプレイしたことがある人」挙手で
全体の1/4程度だったので(あくまで27日夜の部では)
うーんこの…。
大体にして、先行チケット予約販売もBASARAファンクラブ優待だったので
DMC勢からすれば、その時点でお察し舞台なのかな
とも思っていただけに、DMCの予想外の活躍に切なさを感じました…。


あぁちなみに、ガチムチ4ンテ(CV:ルーベン)を期待してたら
お察し舞台ですね。


そうこう言いつつ
プロトタイプネロアンこと黒騎士登場で、今までの愚痴は飛んでいきましたよね。
しかもそこにバージルまで参戦してきて
更にまさかの黒騎士VSバージルという(BGMは1のウルトラバイオレット)
感涙。


黒騎士の設定は、スパーダの一部を使って作られた存在で
スパーダの子孫を屠るのが目的。
なので、本当にバージルでもなければネロアンでもないんですが
ウルトラバイオレット流されたら錯角するだろうが卑怯だろうが!
もう序盤中の序盤のこのシーンでDVDを予約することを決意。


バジニキはそんな黒騎士を追って、単身戦国時代に来ていました。
フォルトゥナといい、フットワーク軽いなバージル。


黒騎士との一戦で手傷を負ったバージルは、敵前逃亡します。
黒騎士、呆れる。あんなのがスパーダの子孫なのかと。


傷を負ったバージルは真田と出会います。
真田「そこの御仁!手傷を負っておられるのか!」と心配される始末。
ツンギレのバージルなので戦闘が始まり、真田を負かしますが
真田は手傷を負ったバージルに本気を出さなかった模様。
「お前のそれは甘さではなく弱さだ」とかなんとか言って去るバージル。
人懐こい真田と、つんつんバージルが可愛い萌えポイント。


バージルの殺陣が原作同様、腰を落とす、いわゆる日本的な戦い方なので
力強い4ンテとは違って違和感なく見れました。
(鈴木ダンテも要所要所の所作は4ンテを真似ていたし分かるんだけど
どうしても4ンテに比べて細いので、同一キャラには見えなかった…。
これは鈴木氏は一切悪くなくて、キャスティングの問題)


閻魔刀のみの戦いで、ベオやフォースエッジは持っていませんでしたが
絶刀や疾走居合を魅せるバージル。
なので、まぁスクリーンをフルに活用しています。いいと思います。
むしろ黒騎士の足元がベオっぽいな、と眺めてました。


レディとトリッシュは前田に出会います。(カリーナ・アンも発見)
レディのぷりぷり怒ってるのが可愛かった。
トリッシュは、照明によって生まれた影を見てると割りとトリッシュでした。


伊達・真田・ダンテ組と前田・レディ・トリッシュ組で
明智の下にて皆再会。
おいしいところを持っていくのに定評があるバージルも登場。
ダンテ「まさか…バージル…?!アンタ…生きとったんかワレェ!!!」
兄弟の感動の再会。私も混乱。


DMC4SEのように、一人時間軸が違うというか
DMC3前のバージルが、時をかけてきたのかと思いきや
そこらへん一切言及せず、しかもバジニキも4ンテを見て
それがダンテだと分かってるし(魔力的な?)
なんだったら、「黒騎士が俺達の命を狙ってるんだよなぁ」と教えてあげる始末。
ダンテ「なんだよ?俺の心配してるのk」
ウボァー!と恒例行事を舞台でも身体を張るダンテ。まさに貫通の鑑。


再び黒騎士と相見えるバージル。
しかし黒騎士はバージルなどアウトオブ眼中。「腑抜けなんぞに用はない!」
ダンテにご執心な様子。


結局バージル・真田VS緑のピクミン戦。
この舞台では
要所でそれぞれのキャラクターに因んだゲームBGMが流れるんですが
まさかのダンテ不在のバージルで、DMC3ネヴァン取得時の
「ボクヲミローーーー!!!」で草不可避。
他に曲あっただろ!!!
やめられないとまらないから「腰振り(^ω^)おっ」「フェリーの(^ω^)おっ」
で人知れず腹筋を鍛える。何故こんな仕打ちを…
(後に自分の左右の方はBASARA勢だと知る)


伊達VS赤白ウルトラマン戦
明智は……誰だったかな…こいつ粘りあるキャラだったから
あっちこちのバトルに参戦してきたから忘れてしもた…。
んで、ダンテ・伊達VS黒騎士戦。


黒騎士が優勢ではあったんですが
ダンテ「お前は俺には勝てない。お前には魂がないから」
とか、私の嫌いなダンテの綺麗事が始まり
黒騎士が破れ、大団円。


戦国時代からさっさと帰ろうとするバージルを見送る真田きゅん。
「馬汁殿!!(台本でこの漢字で書かれていたとアフタートークで発言)
あなたから教えてもらった事を忘れずに俺も精進します!」的な
かわいい子犬ちゃんの横からダンテが冷やかすから
つんつんして帰ってしまったバジニキ。ダンテ、黙って、どうぞ。


ダンテ、レディ、トリッシュも元の世界へ帰還。


で終了~でございました。
なんだかんだ言っても、うまくまとめたな~と脚本に感動しましたし
黒騎士とバージルが思いの外良かったのでDVD予約・入金しました。
あと明智が、原作を知らない&今回は操られていた?から?
きちがいキャラだったんですが、そのキャラ、よくってよ。
動きもクラゲみたいにふわふわ凪いでいた。背筋キツそう。


アフタートークも
バージルと真田役の二人がホントに仲良くて
毎回アフタートーク締めがあるそうで
キャストが締めの一言を決めるそうですが、今回は
バジ真田「レッツ!」 → 客「バージル!」 → 皆で髪をかき上げる
(だったか…台詞がうろ覚え)で
真田「俺がどこにもいないけど?(^ω^)」っていうね。子犬、頑張れ。


SHバージルが
公式サイトの挨拶動画以上にふわふわしてる天使だったので
そんなっ!くぁいいバージルとかっ!影響されるからやめてっ!
と心を鬼にして帰ってきました。


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